「工場派遣から正社員になれる?」「派遣と正社員の違いやメリットは?」と、気になっている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、工場派遣から正社員への就職・転職は可能です。
本記事では、工場派遣社員から正社員になるにはどうしたらいいのか、と合わせて実際に就職・転職した方の体験談も交えて紹介します。
記事を参考に工場派遣からの就職や転職の方法が詳細にわかるようになるでしょう。
工場派遣から正社員への就職・転職は可能

工場派遣から正社員になるのには厳しいのではないか?と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
しかし、派遣社員から正社員へと昇格することは可能です。
正社員になるために必要なポイントを解説します。
勤め先の規模によって難易度は変わる
派遣社員から正社員になるには、勤務先の会社の規模によって難易度は変わってきます。
規模が大きく大手企業になればなるほど、正社員になる難易度は高く、中小企業など規模が小さくなるほど就職・転職の難易度は低くなります。
大手企業では従業員数も多く、中途採用者の上限が設定されている場合が多いです。
有名企業だと毎年の転職希望者からの応募数も多く、競争率が高いです。
そのため、正社員になるための実技試験など基準が高く設けられているため難易度も高くなっています。
対して、中小企業の場合は人事や採用担当専門の部署を設けている場合が少なく、応募者が集まらないため慢性的な人手不足という企業が多く社長や上長にうまくアピールできれば正社員になれるチャンスはあります。
工場派遣から正社員になりたいとお考えの方はまずは、働く際に、「これだけは譲れない」というポイントを決めておきましょう。
例えば、大手企業の場合、福利厚生は良いものの給料が低く残業もできないため稼ぎづらいと言う会社もあります。
一方、中小企業で福利厚生はあまり良くないが、給料は良いという会社もあります。
正社員で工場勤務をする際、給料を重視するのか福利厚生を重視するのか、自分がこれだけは譲れないというポイントをリストアップしておきましょう。
絶対に押さえるべきポイント
工場派遣から正社員を目指す際、絶対に押さえておきたいポイントは「休まないこと」です。
流行病など体調不良の場合を除いて、月に数回休むことは避けましょう。
工場勤務の正社員は基本的に自分の担当が決まっており、またシフト制を取り入れている会社も多いことから休まれた時の穴埋めが非常に大変です。
月に数回休んでしまうと、いくら技術やスキルが高くとも、仕事を安定的に任せられないとマイナスイメージを与えてしまうので、基本的に休まないように心がけましょう。
正社員になるには模範的行動が必要
工場派遣から正社員を目指すのであれば、模範的行動を取ることをおすすめします。
例えば、ラジオ体操をしっかりやる、身だしなみを整える(作業着をちゃんと着る)などです。
当たり前のことですが、工場勤務ではラジオ体操を取り入れている企業も多いです。
正社員であってもラジオ体操を適当にこなす人、作業着をだらしなく着る人もいます。
工場派遣の時から当たり前のことを当たり前にやる、凡事徹底をしていれば、周りからも好印象になるでしょう。
評価が上がるというよりかは、評価を下げないためにやるべきです。
せっかくの正社員になれるチャンスが巡ってきた時に、普段の行動がだらしないせいで周りから反対の声が上がってしまう可能性もゼロではありません。
工場派遣と正社員の違い

派遣社員から正社員になると主に3つの変化があります。
雇用形態・雇用主が変わる
まず、雇用主が変わります。
派遣社員の場合は登録している派遣会社が雇用主となりますが、正社員になれば勤務先の企業が雇用主となります。
派遣社員の場合は更新があり、企業側から更新されなくなった場合は職を失ってしまいます。
正社員になれば期限などはなく、定年まではほぼ無期雇用となるため、職が安定します。
給料形態が変わる
派遣社員の場合は時給で働きますが、正社員になれば月給制になります。
フルタイムで働いている工場派遣の方は月々の給料がそこまで大きく変わることはないかもしれません。
しかし、月給制となるので、長期休暇の際にも毎月安定した給料を得ることができます。
また、派遣社員とは違い、ボーナスが支給されたり、交通費が満額で支給されたりなど、工場派遣から正社員に変わると主に金銭面でメリットを感じられることでしょう。
福利厚生が変わる
特に勤務先が大手企業である場合、正社員になることで充実福利厚生の恩恵も受けることができます。
住宅ローンや持株制度、チケット割引などなど充実した福利厚生が完備されていることでしょう。
福利厚生があるのも工場派遣社員と正社員の大きな違いです。
工場派遣|契約社員と正社員どちらを目指すべきか

工場派遣から契約社員になるべき?正社員になるべき?と迷う人もいるかと思います。
結論から言うと、迷うなら契約社員から、安定を取りたいなら正社員を目指すべきです。
実際に派遣社員から正社員になっても、合わずに退職するケースも少なくありません。
契約社員の場合は従業員も会社側もお試し期間として互いにリスクが低くなります。
正社員になるかどうか迷っている場合は、まずは契約社員から初めて見ることをおすすめします。
工場派遣から正社員は年齢によってきついのか

工場派遣から正社員を目指す際にポイントとなるのが年齢です。
年代によって派遣社員からの昇格は難しいのか?解説していきます。
20代からの就職・転職
20代であれば体力もあり、製造業の従業員の高齢もあることから派遣社員から正社員になれる可能性は大きくあるでしょう。
しかし、20代のうちはスキルも低いため、一生懸命仕事に取り組む姿勢を見せ、会社にとってメリットのある人材ということをアピールしていきましょう。
30代からの就職・転職
30代は一番の働き盛りで経験もある程度積み上がっていることから、正社員になれるチャンスが大いにあります。
正社員になるには技術力やミスの少ない正確性なども求められますが、コミュニケーション力も求められます。
30代は20代などの若い世代や40代・50代の方々の先輩世代ともうまくコミュニケーションを取りながら仕事をすすめていく必要があるため、日頃からさまざまなメンバーとコミュニケーションをとっておきましょう。
40代・50代からの就職・転職
工場勤務の求人の多くは、「早期キャリアの形成」という理由で40代以下の応募を募集していることがあります。
しかし、だからといって40代・50代からの正社員は無理なのか、といわれればそうではありません。
40代・50代には人生経験とリーダーシップがあります。
リーダーシップと言っても的確に指示を出したりするだけではありません。
時には相談に乗ったり、励まして鼓舞させることもリーダーシップです。
40代・50代からの正社員は技術力も必要で難易度もが高くなりますが、リーダーシップなど、他の世代が持っていないことをアピールすることによって正社員に就職・転職する可能性は大きく上がります。
工場派遣は女性にとって働きやすい?

工場派遣は女性が働きにくいとイメージしている方もいるのではないでしょうか?これから工場派遣で働こうと考えている女性の方はこちらを参考にしてみてください。
女性が活躍している場所は多い
工場派遣といえば男性が多く働いている印象もありますが、実は食品加工や電子部品組み立ての工場では女性比率が8割以上と、多くの女性が活躍しているのです。
その理由として、手先が器用であることと、就業時間が9時から15時となっている企業が多く、他のアルバイトよりも好条件のため主婦が多く活躍しています。
また、正社員ではなく、派遣社員の場合は当日欠勤したとしても替えが効くため、突然の子供の熱などによって休まざるを得ない状況になったとしても、気軽に休めるというのが女性から人気のポイントです。
工場勤務は人気が高く魅力的な仕事

工場勤務はやめた方がいい、底辺という声もちらほらありますが、そんなことはありません。
工場勤務は立派な仕事です。
製造業は日本産業の根幹であり現在も日本を支えています。
AIによって仕事がなくなるかもという懸念もありますが、まだまだ企業の採用はたくさん募集しています。
これから工場で働きたいとお考えの方は求人情報をチェックしておきましょう!
工場派遣から正社員は可能!まとめ
本記事では工場派遣から正社員になることは可能なのか、工場派遣と正社員の違いやメリットなどについて解説しました。
企業の規模などによって正社員への難易度は変わりますが、就職できればその分給料面や福利厚生面で大きくメリットを受けることができます。
現在工場派遣で勤務しているという方は一度正社員になることを検討してみてはいかがでしょうか。